ノードを繋いで処理手順書く
加算、符号反転など基本的な演算から、トーンカーブなど写真編集でよく使われものまで処理をノードとして用意しています。
これらを配置し相互に接続することで独自の画像処理を組み立てられます。
ピクセル値の演算はすべて単精度浮動小数点型で行われ保存されます。
設定を変えれば倍精度にすることも可能です。
GUIの簡素化のためノードの演算はすべて交換法則が成り立つ計算になっています。
この為に減算や除算は無く、代わりに符号反転と逆数があります
ノードの入出力パターン
N:1パターン
動作: 複数の入力データを統合・集約して単一の結果を作成
例: 総和ノード(複数の画像を加算して1つの合成画像を出力)
用途: 画像スタッキング、平均化、統計処理など
0:Nパターン
動作: ファイルやデータソースから新しいデータを読み込み
例: RAW読み込みノード(ファイルから複数のRAW画像を読み込み)
用途: データの入力、ファイル読み込み
N:0パターン
動作: データをファイルに保存したり外部に出力
例: 画像書き出しノード(複数の画像をファイルに保存)
用途: データの出力、ファイル保存
N:Nパターン
動作: 各入力データに対して個別に同じ処理を適用
例: 乗算ノード(3枚の画像を入力すると、それぞれに係数(補正値データ)を掛けた3枚の画像を出力)
用途: フィルタ処理、色調補正、ノイズ除去など
通過するデータを後のノードで補正値と認識させます。
通常のデータを「補正値データ」に変換します
データの内容は変更せず、役割のみを変換します
変換されたデータは後続のノードで補正用データとして認識されるようになります
係数ノード、2次関数近似ノードは変換なしで「補正値データ」を出力します
使用方法
補正に使用したいデータの後続に「補正値」ノードを接続します
演算ノードに主データと補正値ノードを接続します
主データに補正値を演算したデータが生成されます。
ダークフレーム減算
ダークファイルから読み込むノードの後続に「符号反転」と「補正値」ノードを接続します
加算ノードに主画像データと「補正用」になったダークデータを接続します。
結果、すべての主画像データからダークデータが減算されます。